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工芸むら田での2010柏陶会

昨日、ようやく入稿したDMが届きました。

今回のDMは、これまでとは少し違う感を出したかったので
従来の作品一品一品をしっかり見せるライティングではなく、
写真自体の雰囲気を優先し、光源を単一方向に設定して「劇的」を狙ってみました。
前半の「酒宴−サケノウタゲ」の写真は、
普段テレビでも見ながら飲む酒。ではなく、
ライトを落とし、ゆったりと会話や思いにふける時間を楽しむ晩酌。
って感じのシチュエーションをイメージして撮影。
後半の「宝飾−カザルモノ」の写真は、
やはり普段の生活とは少し違った特別な空間をイメージ。

構成も大判ハガキ二つ折り、紙も高級紙を使用して今までで一番贅沢な感じ。
裏には略歴なんかも初めて入れてみました。(大判だから入れる情報が足りないし。)
挨拶文もS枝先輩の最近の流行なのか、堅苦しくないやさしい言葉で表現してます。

なかなかいい出来になったんじゃないかと思います。
(ちなみに下の写真はDMではありません。展示中に貼る看板です。)

2010柏陶会DM(こちらをクリックで詳細「PDF」のダウンロードを開始します。)

(〈写真面〉の拡大はこちら)(〈ロゴ面〉の拡大はこちら)


先日のブログで、「DMを希望する方はContactよりご連絡ください。」と
記載したところ、予想を上回る大変多くのお問い合わせをいただきました。
展覧会直前、いつもどおりギリギリで慌ただしくしてしまうであろうタイミングで、
わざわざご連絡いただいた方にDMを送りきれない!なんてことがあってしまうと大変マズいので
ひとまずこれで打ち切らせていただきます。
上の写真からPDFにて、DMをダウンロードできるようにしましたので、
お手数ですがこれからはその方法でお願いします。
なお、今日(8/22)までにお問い合わせを頂いた方には、しっかり発送させていただきます。

以前の記事(http://takuma-akashi.com/blog/2010/08/06)に書いたように
今回は、昨年までとは少し趣向を変えた展示になります。

これはあくまで個人的な考えですが、
陶芸である以上切り離して考えられない「用」。ただ、この「用」を意識しすぎて
自分の表現を窮屈にしてしまっていることが多々あります。
あくまでも自分の仕事は「工芸」(KOUGEI)であり、
おそらくクラフト(CRAFT)とはちがうんです。
そこの意識をしっかり持ったモノづくりを目指したい。と
最近よく考えるようになりました。
余談ですが・・海外で「CRAFT」というと「工作」的なニュアンスで使うことが多いらしい・・

そういった意味でも今回の工芸むら田での展覧会は
挑戦意識の高い、楽しめる展示になると思います。
期間中、たくさんの人とお会いできるのを楽しみにしています。
お近くにいらした際は、是非お立ち寄りください。


© 2009 Takuma Akashi.