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DM制作「明石竜太郎展」

先日、兄である明石竜太郎の個展のDMを制作しました。

兄と2人で何かをやる時には、暗黙で役割が決まっている気がする。

学生時代、自宅でゲームをやっている時も
  「あそこ怪しくね?」とか
  「倒せっ!倒せっ!」とか
  「よっしゃー、よくやった!!」などと横から 兄。
  決まってコントローラーを握っているのが・・ 僕。

パソコンのモニターを前に
  「そこもうちょっと小さく。」とか
  「横並びにズラッとシュピーンって感じで」とか
  「ヴワッとこう来てスチャッと決める!」などと横から 兄。
  決まってマウスを握ってるのが・・・・・・・・・・・ 僕。

作品並べて写真を撮るときも
  「もうちょっとこの辺の茶系の色が・・」とか
  「斜めってね?」とか
  「影がうるさいな」などと横から 兄。
  決まってシャッターを切ってる・・僕。

さながらこの関係
  軍隊で言うと「参謀本部」と「実行部隊」
  暴走族で言うと「総長」と「特攻隊長」
  ・・・etc.

まぁ、先に見ている目的地が同じところにあるから「カーナビ」と「運転手」ぐらいに考えましょう。

 

こんな感じで今までに2人で「ああでもないこうでもない」って言いながら何かを作ることには慣れているから
今回もいつものように順調に進むだろうと思えたが・・・

 

   なんと作品が真っ黒!!
   あれれ?? 磁器じゃねぇじゃん!!

 

毎回虚をつかれる兄の作品ですが、今回はまたガラリと。
しかもこれがまた上品でカッコいい!
本人も大変気に入っていたようですが、この質感を写真で表現するのはかなり至難の技。
買って間もないカメラを片手に、いつもの役割で進めること数時間。
やっとカタチになって入稿を終えたのは夜中の4時過ぎ。

入稿のための仕上げをしていて、ふと横を見ると・・・

早々に帰る準備をしに、部屋からいなくなっている・・・ 兄。

 

明石竜太郎展

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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© 2009 Takuma Akashi.