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珍客

我がアトリエは、横浜でも人気の少ない田園風景漂う場所にあります。
そのせいもあって昼夜を問わず来客が多いのです。人ではなく。。

この時期に出会えて最もうれしいのが「ヤモリ」。
以前のブログでヤモリに対するワタクシの気持ちは書きました。(ブログ記事「ヤモリ」)
名前を募集したところ、なかなかシックリ来たものがなく、
結局「ヤモ」と呼んでいました。
まぁ涼しくなる頃には、まるまる太って愛らしさの欠片もなくなっていましたが・・。

そして今年も相変わらず・・
ヤブ蚊、カナブン、ゲジゲジ、ゴキブリ、ムカデ、名前もわからないようなすげぇヤツ・・・etc。
これらは慣れたもんで「あぁ、もうそんな季節か。」ってなもんです。
アトリエ周辺の「寺家町ふるさと村」では毎年ホタルを放流しているらしく、
雨上がりの夕方にはうちに迷い込んで呑気にも尻を光らせているヤツもいます。
それから貴重なタイプで言うとカブトムシやクワガタも。
都内では忌み嫌われているネズミも
畑の多いこの辺では可愛らしい野ネズミです。
一応被害が出るのでトラップを仕掛けていますが、
処分には心が痛むほど可愛らしい感じです。(一時期共存も試みましたが・・)
これらはすべて、どういう訳か家の中に出現します。

ってな感じで、入れ替わり立ち代わり来客の多いアトリエですが、
つい先日・・思わぬ珍客が・・。

snake_01(拡大写真はこちら)

そう、蛇です!ヘビです!

以前友人から「自分の干支の動物って好きな人が多いんだよね。」
なんて言われましたが、(まぁ確かに嫌いってわけじゃないけど、、)
十二支の中じゃ、好かれ率のかなり低いコイツ。
巳年のワタクシもさすがにビビりましたよ。
なんてったってこの写真。部屋の中ですよ。。
どんだけ隙間があるんだよって話です。
しかも出会うのは今シーズン2回目。
ま・さ・か・・

ヤモリの時と同じように住もうとしてらっしゃる??
おなじ爬虫類でもやはりヤモリのように足があってほしい。
指先が丸くなった手足があれば、同居も悪くはないかもしれないけど・・・

「へ〜びが〜だめ〜♪うなぎはすき〜♫」なんて口ずさみながらカメラを構えてると
ヒョイッと頭を持ち上げて、静止。

snake_02(愛らしいバージョンの拡大はこちら)

チャンスとばかりまたまたズームのない単焦点レンズ(35mm)での撮影。
臨戦態勢に入った蛇だったら、オデコあたりをカプッといかれてもおかしくない距離で
ドキドキしながらファインダーを覗くと、
そこにはヤモばりに愛らしい瞳でこちらを見るヘビの姿が。。
意外と可愛らしい。見れば見るほど同居も悪くない気がしてきてしまって・・。
そのつぶらな瞳で何かを狙ってらっしゃるのか?
それともお前も俺にカプッといかれるかと警戒してらっしゃる??

お互いピクリとも動かず、しばしにらめっこをしていたけど
冷静に考えてみたら、同居するわけにはいかない!!
「住んでもいい?」って舌をピロピロさせながら訴えたって
さすがにダメです。

種類のわからないヘビをサッとつまむのも気が引けて
ちょいちょい突っつきながら外へといざないました。

なんか部屋に来る客が、年々大きくなってる気がする。。
来年は・・オオサンショウウオあたりが来るかな?

 

© 2009 Takuma Akashi.