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日本伝統工芸展

9月25日から日本橋三越で第56回日本伝統工芸展が開催されてます。
全国からの公募により、陶芸・漆・金工など約700点の工芸作品が一同に展示される大きな展覧会です。

今回運良く入選し、3ヶ月ぶりに自分の作品に再会しに行ってきました。
というのも今回出品した作品は、搬入期限ギリギリに窯から出したもんで、
実はあまりよく見ていないのです・・・。

例のごとく構想に時間をかけすぎ、あれよあれよと制作日数が無くなっていくではありませんか。
月末の〆切なのに土を触り出したのは月半ば。
色々と自分に言い訳を考えて更に時間は過ぎて行く。
毎度毎度のことながら、微妙に慣れてる自分がイヤになりつつ構想通りに進めて点火!
・・という感じで、窯出し後は急いで検品を済ませアツアツのまま車で搬入。
信号待ちの瞬間を狙って後ろを振り返り観察するぐらいで
いろんな角度からじっくり見た訳ではないのです。

そんな経緯だったので、無事に陳列されることになった自分の作品に再会するのを楽しみにしていたのです。

会場を歩き、人間国宝や受賞者、諸先生方の作品を見ながらも気持ちは
「俺の作品どこだろう?」
「ちゃんとならんでるかな?」
などと、子供の学芸会に来た親の様なことを考えながら

・・・発見!

伝統工芸展_幻日(拡大写真はこちら)

 

展示されていた場所もなかなか良い場所で、
しかも角だったので、いろんな角度からよく観ることができました。

時間が経ち再会した作品はどうだったかというと・・・・
自分のなんだから悪い訳ありません。あとは見る人の判断におまかせです。
とはいえ、やはりまだまだと感じることが多いことも否めず。
できあがりの印象が薄かった分、客観的に観れたのか
反省点や今後の課題も山積みです。


公募展ってもんは入落があり、作品の善し悪しの判断を他人に委ねるって印象から
正直なかなか前向きに向き合えることができないのですが、
普段これだけ多くの作家さんと同じ会場に並べて展示することがないので
自分に足りない所や未熟な部分を確認し、逆にどこが評価されたのかを探れるとてもいい機会です。
また、それに向けて一つのテンションをもって行けるという、ペースメーカー的な存在でもあります。

やはり自分で創り上げた作品は、より多くの人に見ていただきたい
という気持ちがある以上、挑み続けて行きたいと思います。

 

日本伝統工芸展は日本橋三越を皮切りに、全国を巡回します。
それぞれの会場の日程はこちらで確認して下さい。

© 2009 Takuma Akashi.