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続く・・?

約20年前、親父と北岳(3192m・富士山に次ぐ標高)に登った。
当時12歳の自分にとっては、体力精神力ともに不足していて
登山の魅力が理解できないまま体力を削り
疲れで機嫌が悪くなり、山頂で清々しい顔をしている親父と
その感激を共有することもなく、ただただ休むことを楽しみに歩き続けた。
そんな感想だった気がする。

もちろん今思い返せば貴重な体験も多くしたし、
つまらなかったのなら翌年、鳳凰三山に挑戦したり
さらに翌々年、甲斐駒ケ岳に登ったりしなかっただろう。
でも、やはり辛かった記憶の方が強く残っていたってことは・・・?

楽しかったのか?
つまらなかったのか?

この歳になり
この仕事に就き
20年近い年月を経て挑戦する登山に何を感じるのか。

そんな確認の意味も込めて、親父・兄貴と三人で甲武信岳の登山を企画し行って参りました。

 

この甲武信岳。
山梨県、長野県、埼玉県の県境に位置し
千曲川、荒川、笛吹川の水源があるという珍しい山。
標高2475m。
以前登った北岳や間ノ岳に比べればそれほど高い山ではないけど
普段ろくな運動もせず、座り仕事の多い作陶家にとっては十分すぎる高さでしょう。

準備という準備は、慣れた親父にほとんど任せてしまって
自分の用意は新しい登山靴を購入したぐらい。

さぁ、どれだけ体力が保つのか。
どれだけ精神力が成長したのか。

いざ!

甲武信岳01(拡大写真はこちら)

© 2009 Takuma Akashi.