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柏窯会展 終了しました。
March 2, 201326日まで開催しておりました日本橋三越での「柏窯会展」
おかげさまで無事終了いたしました。
たくさんの方にご来場いただき、お話をさせていただき本当に意味のある展示会になりました。
初の試みの開催記念特別企画の「片口四客揃」も
当初の限定数20は、なんと初日に完売という奇跡が起きまして、
急遽、納期を6月に延長した追加10の予約を始めたところ、
ありがたい事にこの10も会期中にすべて予約が入りました。
うれしくてつい写真を撮ってしまいました。
ご来場いただいた方、作品をお買い上げくださった方、ご予約いただいた方、本当にありがとうございました。
また、このような貴重な機会を与えてくれた皆様に心より感謝申し上げます。
期間中、とあるお客様に花器(壷や瓶も)の内側についての話をしていただきました。
口の広がった皿や鉢では気を使うものの、口の狭まった壷や花器の場合
内側のロクロ目は残してしまうことが多いです。
遠心力のかかった微妙なかたちに、コテを当てたりロクロ目を消そうと力を加えると
作ろうとしたカタチが崩れてしまう危険性があり、なかなか気を使いきれないポイントでした。
そのお客様は、某人間国宝の作品を例にその難しさと丁寧さをご説明くださいました。
早速近くに展示してあった某人間国宝の作品の内側を見たところ
おっしゃる通りの技術と丁寧さで、深く感銘を受けました。
一見して見えない場所ではあるものの、そういったところから全体の完成度や緊張感が生まれるものなんだと
改めて造形の難しさを認識させられました。
お名前を聞くことができませんでしたが、そこにも意識を持っていったこれからの作品を
いつか見ていただけるものと頑張っていきたいと思います。
このような出会いの他にも、毎回気にかけて足を運んで下さっている方からのお話で、
もっとこういったものを見てほしい!と強く想える意欲をいただいたり、
昔の作品からの変化を楽しんでいるとおっしゃっていただいたり、
短い時間のお話で、少しずつしかわからないお客様自身の事をお話しいただいたりと、
本当に貴重な時間を過ごす事ができました。
これからもマイペースではありますが、良い作品を発表できるように頑張っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
次は6月。名古屋丸栄にて、染付けの奇才・小枝真人さんとの二人展「磁響器」です。
残り3ヶ月ちょい、3年以上も暖め続けた例のアレが発表できるように準備を進めていきます!
間に合うかどうか?って感じですが。。。