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陶ISMを終えて
March 24, 20103月21・22日に行なわれた陶ISM。
昨日このイベントを終え益子より帰ってきました。
このブログでもご紹介したように、陶ISMとは若手陶芸家を募ったイベントです。
現在進行で同世代の陶芸家達がどのようなことを考え、どのようなやり方で
プロとしての作陶を行なっているのかを知り、今後の自分のあり方を改めて考えようと参加してきました。
イベント中、知り合えた作家さんやギャラリーの方、ショップのかたや多くのお客様。
今後どのようなお付き合いになるかはわかりませんが、
これをきっかけにより多くの人との関係を築けるだろうと楽しみにしています。
来年・再来年と、このイベントは続くものとして
今回参加できなかった作家さんやギャラリーの方。こんなイベントだったんだということを
少し知っていただきます。
運営の方に携わった訳ではないのであくまでも私感ですが。
イベントの存在を知ったのは今年1月。
偶然ホームページに行き着き興味を持って参加を決めました。
それから事務局さんとのやり取りを経て今月21日、午前7時に会場入りをし搬入。
前日友人の結婚式があり酒をしこたま飲んでしまった結果、
準備が遅れ、寝ずに運転して益子まで移動していたので正直かなり疲労していました。
ただそこはさすがに若手陶芸家のイベント。
周りは皆エネルギッシュに動いていて着々と準備を進めています。
特に事務局さんはテキパキと搬入の手順を説明しながら止まること無く動いていたので
自分もダラダラとしている訳にはいきません。
何とか作品を展示し終えて12時、いよいよオープンです。
17時の展示終了まで思っていたより人の出入りが激しく、眠気に負けてウトウトすることも無く
一般のお客さん、ギャラリーの方、参加作家の人と話をしながらあっという間にその日の展示は終了。
19時半からの交流会のための会場準備をし、外に並んだ食事と酒に喉を鳴らしながら
交流会スタートです。
交流会ではメインとなる企画、パネルディスカッション。
陶ISM委員長の二階堂明弘さんとギャラリー・ショップの方をパネラーとし
色々な質問をぶつけます。
質問のメインテーマは「ギャラリー・ショップ側から今の作家に求めるもの」ってな感じだったと思います。
ここでの話の内容は詳しくは説明しませんが、大変貴重なお話でした。
が、感想としては作り手に何かを求められても、それに都合良く合わせる様なやり方はできません。
ってとこでしょうか。基本的に作り手は自分との見つめ合いだと思ってますので。
お話の中で期待していたのは「作家に何を求めるか」だけではなく、
「作家に何を求められていると思っているか」でした。ちょっと意地悪な気がしますが。
他にも気になる点はあったものの、なかなかこういった話を聞ける機会はないので
パネラーの皆さんには感謝しております。
いつもの調子で酒を入れてしまっては、あっという間に眠りの世界に行ってしまうので
そこは抑えつつ、適度に酔いながら同世代の作家さんとの交流を深め
明日に備えて初日は終了。
2日目は昨日の交流会の効果からか、作家同士が楽しそうに会話し和やかな雰囲気で
楽焼きなどしつつ、多くのお客さんの来場が有り、天気にも恵まれ
無事にイベント終了となりました。
運営委員の方々のおかげで、本当にトラブルも無く楽しいイベントとなりました。
3連休の最終日ということも有り、帰りの車は大渋滞でしたが
1日ゆっくりと休んでまた制作に励みたいと思います。
・・・と、こんな感じで新しいこの企画は無事に終了した訳ですが
85名の作家、協賛してくださった方々、それぞれ色んな思いがこれからの陶芸界を
盛り上げていくことでしょう。
次回、またその次へとつながっていくために、今後も陶ISMから目が離せませんね。
今回知り合えた方々、これからもどうぞよろしくお願いします。