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タイヤ?

巨大なタイヤを制作中。

タイヤ(拡大写真はこちら)

以前も創った製法で、今回は30%ほど大きなもの。

陶芸の制作方法として、ロクロ成形、タタラづくり、型押し成形・・etc
いろいろありますが、やはりロクロで成形したものは土の締まりが格がちがう。
成形中に土にかかる円心力や、それを両手でコントロールする際の力。
乾燥中に縮む力など、創りたい形に近づけるために意識しなければいけないことを
しっかりできていれば、おそらく1番予想した通りに歪んでくれる成形方法でしょう。

これは電動ロクロの発明のおかげなんですね。
蹴ロクロや手ロクロなどでは
回転スピードが一定ではないのでその分、力の加減が均一にならず歪みが生じます。
板状の粘土をつくるセラローラーも、
手動ではなく電動の方がピッタリ創れるというのも同じことでしょう。

電動ロクロの便利さには非常に感謝しますが・・・
絶対に頼りきってはいけません!
忘れてはいけないこと。あくまでもロクロは道具です。
ロクロにカタチを創られてはいけないということを意識し続けなければ。

難しいことですけどね。

© 2009 Takuma Akashi.