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ワインカップの制作

細く長いものを曲がらないように焼く!

10年以上前に自分に課した課題です。
当時、ある教授が言った一言。

「ワインカップが曲がらずに焼けたら卒業させてやる。」

難しいことはわかっていたけど、こんなことを聞いたらやらない訳にはいかない、と
僕の4年間はこの挑戦に大部分を費やしました。

ワインが透けて見える透光性の高い土。
高温での焼成にたえる釉薬。
何よりも焼成方法。
ひとつひとつクリアしていかなければモノにはならないのが焼き物の醍醐味ではあるけど
前例のないやり方を身に付けるまで、とうとう卒業制作の時期までかかってしまいました。

いろいろと試した結果、今のところ失敗の少ない最善の方法がこれ。

 

ワインカップぶらさげ(焼き上がりの作品はギャラリーページに掲載してます。)


中心からぶら下げることで細長い柄のゆがみを最小限に抑えるやり方です。

このやり方にもだいぶ慣れて来たんですが、今でもかなりの時間と神経を使います。
失敗も多く、10中4〜5ぐらいしか展示に並びません。

こんなリスクの高いことをやり続けることも、おそらくモノ作りの醍醐味であると・・・

 

 

・・・信じています。

 

 

© 2009 Takuma Akashi.